お正月の話題でよく耳にする「年男・年女」という言葉。年賀状でも「今年は年男(年女)です」と記されたものを見かけることがありますが、具体的にどのような意味を持つのでしょうか。
また、「厄年」との違いについて混同されがちですが、これらは全く異なるものです。本記事では、2025年の年男・年女の意味や該当する年齢、厄年との関係、そして年男・年女が果たすべき役割について詳しく解説します。
年男・年女とは何か?
年男・年女とは、自分の生まれた干支(十二支)の年を迎えた人を指します。2025年は「巳(へび)」年ですので、巳年生まれの男女が年男・年女に該当します。
この年には、年神様(としがみさま)という豊作や幸せをもたらす神様からのご加護を多く受けるとされ、縁起が良いと考えられています。
年男・年女は満年齢で数えます(生まれた時を0歳とし、誕生日ごとに年齢を加える計算)。2025年の年男・年女となる年齢と生まれ年は以下の通りです。
- 12歳(平成25年・2013年生まれ)
- 24歳(平成13年・2001年生まれ)
- 36歳(昭和64年・平成元年・1989年生まれ)
- 48歳(昭和52年・1977年生まれ)
- 60歳(昭和40年・1965年生まれ)
- 72歳(昭和28年・1953年生まれ)
- 84歳(昭和16年・1941年生まれ)
- 96歳(昭和3年・1929年生まれ)
- 108歳(大正6年・1917年生まれ)
- 120歳(明治38年・1905年生まれ)
厄年との違いとは?
「厄年」とは平安時代から伝わるもので、厄災が起こる可能性が高いとされる年齢を指します。年男・年女とは異なる概念ですが、以下のように重なる年齢があるため混同されることがあります。
- 男性の厄年:数え年で25歳、42歳、61歳
- 女性の厄年:数え年で19歳、33歳、37歳、61歳
厄年は数え年(生まれた時を1歳とし、年明けに年を加える計算)で計算されるため、年男・年女の満年齢とは異なります。
また、年男・年女は縁起が良い年とされる一方、厄年は災厄を避けるべき年とされています。ただし、厄年と年男・年女が重なった場合でも特に問題はなく、神社やお寺で厄払いを行うと良いでしょう。
年男・年女が行うべきこと
年男・年女は、伝統的な神事や行事で特別な役割を果たします。以下は代表的なものです。
- お正月の行事
- 門松を立てる:新年の幸福と繁栄を願い、門松を準備します。
- 若水汲み:元旦の朝に清らかな水を汲み、神棚に供えたり料理に使ったりします。
- 節分の豆まき
家庭や地域で行われる豆まきにおいて、年男・年女が主役となり、厄払いと福招きを行います。
年男・年女の縁起を活かす方法
年男・年女の一年は特別なものとされ、神事への参加を通じて神様のご加護を得る良い機会となります。
また、年賀状で年男・年女であることを伝え、新たな目標や抱負を記すこともおすすめです。以下はその例文です。
- 「今年は年男(年女)となりました!」
- 「三度目の年男(年女)を迎えました。」
- 「初めての年男(年女)の一年、大切に過ごしたいです。」
まとめ
2025年の年男・年女は「巳年」生まれの方々です。この特別な年には、伝統的な神事や行事に積極的に参加し、神様のご加護を受けるとともに、新たな目標を設定する良い機会となります。また、厄年との違いを理解し、混同しないように注意しましょう。
年男・年女としての一年を意義深く過ごし、自身だけでなく家族や周囲にも良い影響を与える素晴らしい年にしてください。