紫外線が気になる季節になると、多くの人が日焼け止めを使っています。
しかし、「夜でも日焼け止めを塗るべき?」という疑問を持つ人も多いでしょう。今回はこの疑問に答えつつ、日焼け止めを塗ったまま寝るリスクや、日焼け止めを塗る適切な時期について詳しく説明します。
夜でも日焼け止めを塗るべき?
結論から言うと、18時以降は日焼け止めを塗る必要はありません。
理由は、季節に関係なく18時以降は紫外線量がごくわずかになるためです。
気象庁の「時別UVインデックス」を見ると、例えば2023年8月15日の18時の紫外線量は0.1、同年12月15日は16時の時点で紫外線量は0.0となっています。しかし、日が長い時期や、外出する場合は念のため日焼け止めを塗ることをおすすめします。
具体的には、夕方の散歩や外出、特に屋外での活動がある場合には、微量でも紫外線が降り注ぐことがあるため、日焼け止めを塗ることで肌を保護することができます。
これは特に夏至の季節や晴天が続く日には重要です。ただし、室内にいる場合や、日が完全に沈んだ後は、紫外線の影響を受けにくいので、日焼け止めを塗る必要はありません。
日焼け止めを塗ったまま寝るのはダメ?
日焼け止めを塗ったまま寝るのは避けるべきです。理由は以下の通りです:
- 毛穴の詰まりとニキビの原因:日焼け止めの成分が毛穴に詰まり、ニキビの原因になります。
- 乾燥と肌トラブル:肌が乾燥し、シミやシワの原因になります。
- くすみ:日焼け止めが肌に残ることで、肌がくすみます。
そのため、日焼け止めは必ずその日のうちにオフしましょう。
オフする際は、特に小鼻のまわりや髪の毛の生え際、首や耳の後ろ側など、残りやすい部分に注意してやさしく洗い流してください。
また、日焼け止めをオフした後は、しっかりと保湿を行うことが重要です。化粧水やクリーム、ボディミルクなどを使用して、顔だけでなく全身を保湿することで、美肌を保つことができます。
日焼け止めを塗る季節はいつ何月まで?
日焼け止めは一年中塗ることが大切です。紫外線は季節を問わず降り注いでおり、冬でも曇りの日でも影響があります。気象庁のデータによると、東京では1月でも紫外線指数が1.9、7月では7.5と、一年を通じて紫外線が存在しています。
しかし、季節によって適切なSPFやPA値を選ぶことが重要です:
- 冬場や春先:SPF10~20/PA++
- 夏至の季節:SPF30~40/PA+++~PA++++
- 炎天下やマリンスポーツ:SPF50+/PA++++
紫外線が一年中存在することから、日焼け止めは季節を問わず使用することが推奨されます。しかし、冬場や春先には高いSPF値やPA値の日焼け止めを使用することは肌に負担がかかるため、適切な強さの日焼け止めを選ぶことが重要です。
特に乾燥肌や敏感肌の人は、肌トラブルを避けるために、低いSPF値やPA値の日焼け止めを選ぶようにしましょう。
日焼け止めの正しい塗り方
日焼け止めを効果的に使うためのポイントは以下の通りです:
- 化粧下地を塗る前に塗る:洗顔→化粧水→乳液→日焼け止め→化粧下地の順番で塗りましょう。また、日焼け止めは塗ってすぐに効果が発揮されるものではありません。塗ってから15分~30分経ってから効果が発揮されるので、お出かけ前の30分前までに塗り終えることが望ましいです。
- ムラなく塗る:顔に日焼け止めを塗る時は、「おでこ」「頬」「鼻」「あご」「こめかみ」に日焼け止めを置いてから顔全体に広げるように塗るとムラなく塗ることができます。また、手で塗るよりも化粧用のスポンジを使うと、肌への密着度が高まり、小鼻や目尻など細かな部分も塗りやすくなります。
- 落ちやすい部分には重ねづけ:おでこや頬、髪の毛の生え際、鼻筋などは汗やマスクの摩擦で日焼け止めが落ちやすい部分です。日焼け止めが落ちやすい部分には、日焼け止めを重ねづけして塗ることがポイントです。
- 忘れがちな部分にも丁寧に塗る:「髪の毛の生え際」「眉間」「まぶた」「耳や首の後ろ」「首」「デコルテ」は、日焼け止めを塗ることを忘れがちな部分です。しっかり日焼け防止・紫外線対策するためにも、塗り忘れのないように丁寧に塗りましょう。
- 2〜3時間ごとに塗り直す:日焼け止めのSPFやPAなど、紫外線をカットしてくれる効果は時間と共に薄れていきます。ウォータープルーフの日焼け止めも同様です。日焼け止めは2〜3時間おきに塗り直して、効果を持続させましょう。
まとめ
この記事では、夜18時以降は日焼け止めを塗る必要がないこと、日焼け止めを塗ったまま寝るのは肌トラブルの原因になること、一年中日焼け止めを塗ることが大切であることが分かりました。
これから紫外線が強くなる季節に備えて、しっかりと対策を取りましょう。
朝の日焼け止めはスキンケア時の習慣にして、塗り直しはスプレータイプの日焼け止めを使うことで、手軽に紫外線対策を行いましょう。未来の自分のために、今からしっかりとした紫外線対策を行って、美肌を保ちましょう。