在来線と新幹線を乗り換える際、同じJRグループでも改札を通る必要があります。その際、切符とSuicaなどの交通系ICカードを併用することがありますが、どちらを先に使えばいいのか迷うことも多いのではないでしょうか?
駅員さんに聞ける場合は安心ですが、混雑時や急いでいる時には、サッと正しい手順で改札を通りたいものです。
この記事では、Suicaと切符を併用して自動改札を通過する際の順番や、覚えやすい方法を詳しく解説していきます。
Suicaと切符の併用が必要になる場面
まず、どのような場合にSuicaと切符を併用することが必要になるのかを確認してみましょう。例えば、在来線区間をSuicaで移動し、新幹線は別途購入した切符で利用する場合が挙げられます。
新幹線は割引切符やツアーで購入し、在来線部分は普段から使い慣れたSuicaでという形です。
もう一つのパターンとしては、在来線を切符で移動し、新幹線はSuicaに紐づけた「スマートEX」や「エクスプレス予約」を使う場合があります。
この場合は、切符を発券して利用する区間と、ICカードに登録された予約が併用される形となります。
自動改札での正しい手順
では、Suicaと切符を併用する際の自動改札での通過手順はどうすれば良いのでしょうか?まず重要なのは、**「切符を先に入れて、次にSuicaをタッチする」**という順番です。
この順序を間違えると、Suicaのみで全区間をカバーしていると誤認される可能性があります。
自動改札は、最初に投入された切符で乗車区間を確認し、次にSuicaで他の区間を確認します。もし先にSuicaをタッチしてしまうと、切符が無効になったり正しい料金計算ができないこともあるので、注意が必要です。
覚えやすい順番の記憶方法
Suicaと切符の併用を使う機会があまり多くない場合、いざという時にどちらを先に使えば良いか忘れてしまうこともあるでしょう。そこで、誰でも簡単に覚えられるいくつかの方法をご紹介します。
1. 「紙切符→Suica」で覚える
まず、覚えやすい方法として「紙切符→Suica」と考える方法があります。紙の切符を先に自動改札に入れ、その後Suicaをタッチするという順番です。
この覚え方は「かみきっぷ→すいか」と音で覚えやすい点がポイントです。最初の「か」と最後の「か」でつながるリズム感があるため、一度覚えれば忘れにくくなります。
2. トイレの流れに例える
次に、「紙→水」というトイレの流れに例える覚え方です。トイレでは紙を使った後に水を流すという動作が自然な流れです。同じように、まず「紙」(切符)を使って、その後に「水」(Suica)を使うと覚えることで、より自然に手順を思い出せるでしょう。
特に長時間の移動中はトイレを利用することが多いので、そういったシチュエーションで一緒に覚えてしまうのも効果的です。
3. 自動改札の立場で考える
もう一つの覚え方として、自動改札の気持ちになってみる方法があります。自動改札機は、最初に入ってきた切符を元に乗車区間を計算します。
そして、次にSuicaを確認して、ICカード区間を判断します。もしSuicaを先にタッチしてしまうと、機械はSuicaで全ての乗車がカバーされると認識してしまうかもしれません。自動改札が正しく動作するためには、切符を先に、Suicaを後に使うという順番を守る必要があるのです。
実際の併用例
ここで、いくつかの具体例を見てみましょう。
- 在来線がSuica、新幹線が切符の場合
- この場合、Suicaを使って在来線区間を移動し、新幹線は別途購入した切符を使用します。乗り換え改札では、まず切符を改札機に入れ、その後にSuicaをタッチすることでスムーズに通過できます。
- 在来線が切符、新幹線がSuicaの場合
- こちらのケースでは、在来線区間を切符で移動し、新幹線はスマートEXやエクスプレス予約で事前に予約したSuicaを使います。この場合も同様に、まず切符を改札に投入し、その後Suicaをタッチする手順を守ります。
まとめ
Suicaと切符を併用する際の正しい手順は、**「切符を先に、Suicaを後に」**という順番を守ることが重要です。この順番を覚えるためには、「紙→水」や「かみきっぷ→すいか」といった覚え方が役立ちます。また、自動改札の仕組みを理解することで、より自然に手順が思い出せるようになるでしょう。
乗り換えは急ぐ場面も多く、混雑していることもあります。
少しでもスムーズに改札を通過できるよう、ぜひこの手順を覚えて、次回の移動に活かしてみてください。