銀行の通帳には、日々の取引や残高の情報が細かく記録されていますが、その中には一見すると理解しづらい記号や数字が含まれています。
これらには特定の意味があり、通帳を正しく理解するためには、その意味を知ることが大切です。
通帳に共通する基本情報
通帳には「取引年月日」「お支払い金額」「お預かり金額」「残高」といった基本的な項目が記載されています。これらはどの銀行の通帳にも共通する要素であり、取引の詳細を確認する上で欠かせない情報です。
しかし、銀行ごとにその他の記号や摘要欄の内容が異なることがあり、その解釈に戸惑うこともあるでしょう。
ゆうちょ銀行の「PE」記号の意味
たとえば、ゆうちょ銀行の通帳には「PE」という記号が表示されることがあります。これは、ペイジーというオンライン決済サービスを利用した際に記載されるものです。
ペイジーを使うことで、取引が即時に反映されるため、非常に便利です。
しかし、限られたスペースの中で情報を効率的に伝えるために、こうした記号が使用されています。
「AD」と「CD」の意味を理解する
通帳の摘要欄に記載されるアルファベットにも特定の意味があります。特に頻繁に見かけるのが「AD」と「CD」です。
「AD」は「Automatic Depository」の略で、入金を意味します。一方、「CD」は「Cash Dispenser」の略で、出金を示しています。
これらの記号は、通帳を通じて取引を把握する際に非常に重要な情報です。
セブン銀行の「IYB」とは?
また、セブン銀行を利用した場合には「IYB」という記号が表示されることがあります。これは、セブン銀行の旧名称である「アイワイバンク銀行」の略です。
「IYB」と表示された場合、セブン銀行のATMを利用して取引が行われたことを意味しています。このように、銀行やATMごとに異なる記号が使用されているため、それぞれの意味を理解しておくと便利です。
摘要欄に記載されるその他の情報
通帳の摘要欄には、振込や公共料金の支払い、手数料、利息、ローンの返済といった取引内容が記載されています。
たとえば、「振込 ヤマダ タロウ」という表示は、ヤマダタロウさんへの振込を意味します。また、「NTT電話料」や「ガス料」といった表示は、それぞれの公共料金の引き落としを示しています。
こうした情報は、取引内容を正確に把握するために欠かせないものです。
数字が示す支店番号やATM番号
通帳には数字も記載されており、これらは主に銀行の支店番号やATMの番号を表しています。たとえば、ゆうちょ銀行の通帳には5桁の数字が表示されており、これは自分が口座を開設した支店の番号を示しています。
また、他の銀行では通常3桁の支店番号が記載されることが多いです。このような数字を理解することで、どの支店やATMで取引が行われたかを確認することができます。
通帳記載情報の重要性
通帳に記載される記号や数字を理解することは、銀行取引を安全かつ確実に行うために非常に重要です。
たとえば、「AD」はキャッシュカードで入金を行った際に使用され、「CD」は出金を意味します。
さらに、「IYB」や「JP」といった記号は、それぞれセブン銀行やゆうちょ銀行を示しており、どの銀行やATMが利用されたかを知る手がかりとなります。
取引内容を把握するために
これらの情報を知っておくことで、通帳に記載される内容をより正確に理解することができます。見慣れない記号や数字が記載されている場合でも、その意味を調べることで、取引内容をしっかりと把握することができるでしょう。
また、銀行ごとに多少の違いはありますが、基本的なルールを理解しておくことで、通帳を利用する際に困ることは少なくなるでしょう。
まとめ
通帳に記載される記号や数字の意味を理解することは、日々の銀行取引を安心して行うために欠かせないスキルです。
取引内容や支店番号、ATMの情報を把握することで、何が行われたのかを正確に知ることができます。
また、見慣れない記号が登場した場合でも、その意味を調べる習慣をつけておくことで、将来的に役立つ知識が蓄積されます。通帳の記載内容をしっかりと理解し、より安全で効率的な銀行取引を心がけましょう。